| | | | | | | 「ことだま」は時に、その力で人を救うことがあります。 | | |
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| | | | | | | | | | | | | | | | | 2018/08/23 14:17:30 プライベート♪ | | | <雲> | |
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・A:「いったい、空は何処にあるんですか?」
B:「君は本当の空を知らないのか?」
A:「はい、誰に訊いても教えてくれないんです。」
B:「そうなのか。」
A:「どうすれば、分かりますか?」
B:「本当の空を知ってるのは、ほら、あそこを流れていく浮浪雲だけなんだ。」
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| | | | | | | | 2016/07/27 20:50:07 プライベート♪ | | | <くせに> | |
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・A:「この国に初めて来た外国人には、木が鳴いてるのを見て驚いた人がいたらしい。」 B:「この木はみんみん鳴いてて、隣の木はジージー鳴いて会話していると思ったんだ。」 A:「その発想はいいんだけど。」 B:「セミを知らない人がいたことの方が驚きだ。」 A:「ところで、このセミはどうしてみんみん鳴くのか、君は知ってる?」 B:「みんみんゼミだから。」 A:「おしい!」 B:「?」 A:「みんみんゼミの成虫のオスだから。」 B:「どうしてオスが鳴くの?」 A:「それは僕に訊かれても分からないよ。セミじゃないから。」 B:「君は、子供の頃には、なかなかったくせに。」
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| | | | | | | | 2015/11/22 19:09:46 プライベート♪ | | | <君主> | |
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この世界に如何に有能な君主が現れようとも、 人々が久しく安らかに暮らすことはままならぬ。 当て無き旅人の乗る船は頼りないほど小さく、 その行方には数々の冒険が待ちうけている。
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| | | | | | | | 2015/05/20 21:36:16 プライベート♪ | | | <蜘蛛の糸(終わり)> | |
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A:「陀多は自分で蜘蛛の糸を断ち切ろうとはしていない。 陀多が喚いたとき、急に陀多のぶら下っている所から、ぷつりとを断れてしまったんだ。」 B:「そうなの?」 A:「第3問目。 蜘蛛の糸は、御釈迦様が意図的に断ち切ったのかどうか?」 B:「君は、これが言いたかった訳ね。 陀多を助けようとした御釈迦様が蜘蛛の糸を切るはずはないから、不可抗力ってことだね。」 A:「御釈迦様は一部始終をご覧になって、悲しそうな御顔をなさりながら、またぶらぶらと御歩きになったそうな。 第1問から第3問の答えから、2つのことが分かるんだよ。」 B:「どんなこと?」 A:「君は、「蜘蛛の糸」を読んでないってこと。」 B:「他には?」 A:「僕が「蜘蛛の糸」を読んだことがあると、君が思っていること。」 B:「え! 読んでないの?」 A:「僕は本を読む習慣がないから。」
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| | | | | | | | 2015/05/19 00:04:52 プライベート♪ | | | <蜘蛛の糸(続き)> | |
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A:「君の知っている話は別として、 何気なく陀多が頭を挙げると、天上から蜘蛛の糸が垂れてきたのに気づき、この糸に縋りついてのぼっていけば、きっと地獄からぬけ出せると考えたとさ。」 B:「地獄よりもさらに酷い場所は他にないからでしよ。」 A:「陀多が蜘蛛の糸をよじ上ってから下をみると、数限もない罪人たちが、蟻の行列のように上へ上へとによじのぼって来たのでした。」 B:「普通の蜘蛛の糸なら、1人だけでも切れるだろうけど、それじゃ話が続かない。」 A:「そこで、第2問目。 陀多は、大声を出して、この蜘蛛の糸は自分のものだから、下りろと喚いた後で、蜘蛛の糸を断ち切ろうとしたかどうか?」 B:「多分、そうしようと思っただろうけど、蜘蛛の糸はそう簡単に切れなかったんでしょ。」
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| | | | | | | | 2015/05/17 22:44:56 プライベート♪ | | | <蜘蛛の糸> | |
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・A:「君は、芥川龍之介作、「蜘蛛の糸」を読んだことある?」 B:「あると思うけど。」 A:「ある日、御釈迦様は極楽の蓮池のふちを御歩きなっておられまして、極楽の蓮池の下は、丁度地獄の底に当っており、三途の河などがはっきりと見えるっていうのが話の設定さ。」 B:「地獄の底にいたのは極悪人で、確か名前は陀多だったような。」 A:「その男でも、たった1つだけ善い事をしたことを、御釈迦様は覚えていらっしゃった。」 B:「1匹の蜘蛛を殺さずに助けてあげたんでしょ。」 A:「そう。そこで第1問目。 極楽にいた蜘蛛は、陀多が助けた蜘蛛かどうか?」 B:「そうじゃないの?」 A:「極楽の蜘蛛が、陀多の助けた蜘蛛であるとは書いてないんだ。 御釈迦様はその蜘蛛の糸をそっと御手に御取りになって、蓮の間から、遥か下にある地獄の底へ、まっすぐに御下しなさいました、そうな。」 B:「その極楽の蜘蛛は、以前に蛾を助けたことがある蜘蛛だと思ってたんだけど。」
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| | | | | | | | 2015/05/01 12:24:57 プライベート♪ | | | <くじ> | |
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・A:「何やってるの?」 B:「みんなでくじを引いてるんだ。」 A:「僕は籤運がいいんだ。」 C:「では君も引いてみる?」 A:「そうするよ。はい、これ!」 B:「おお当った〜り〜!」 A:「ほんとに? ところで、何のくじ?」 C:「ビンボーくじ。」 A:「・・・。」 B:「その紙きれに何か書いてあるでしょ。」 A:「風呂掃除、ってことは、僕ひとりでやるの?」 C:「君はやっぱり籤運がいいね!」 A:「どういうこと?」 B:「この家には風呂がないんだ。」
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| | | | | | | | 2015/03/17 21:23:48 プライベート♪ | | | <黒と白> | |
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・A:「君がホワイトジャックか。 白衣を着て合法的に人の命を奪う。」 B:「そういう貴方は、黒マントを羽織って人の命を救いつつ、 法外な金銭を受け取る。」 A:「・・・。」 B:「その身体に刻まれた無数のキズは、何を物語っているのか。」 A:「君の心と体には、キズはないのか?」 B:「私は生まれてこのかた、傷ついたことはない。」 A:「そのような者が、人の痛みを知ることなどできはしない。」 B:「しかし、痛みを全く与えることなく、あの世に送り出すことはできる。」 A:「何のために!」 B:「目的など全くもって無用。」
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| | | | | | | | 2015/03/15 15:16:47 プライベート♪ | | | <寛> | |
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・あなたの寛きには、十分な時間が必要です。 ・君の人生にも寛ぎの○○○○を。 ・あなたが寛ぎを知らないことは問題ではない。
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| | | | | | | | 2015/03/07 17:24:40 プライベート♪ | | | <屈折> | |
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・あなたの屈折した思いが、あちこちに錯綜する。 ・ココロの屈折は、そなたの○の屈折よりも大きい。 ・屈折の法則には、何故か拗ねるの法則という名まえがあることを、 あなたは知っているのか、知らないのかについて全く関知しない。
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http://p.booklog.jp/users/korto-darma |
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